ロシア鬼才の映画監督アンドレイ・タルコフスキー

ロシア鬼才の映画監督アンドレイ・タルコフスキー

今回のテーマは「映画」とのことで、本日はロシア鬼才の映画監督アンドレイ・タルコフスキーについてご紹介したいと思います。
タルコフスキー監督は1932年、ソ連(現ロシア)のヴォルガ川流域の地区ザブラジェ生まれ。作品は水、雨、光を駆使した独特の映像美で知られ、叙情的とも言える自然描写から「映像の詩人」と呼ばれています。1986年に亡命先のパリで病に倒れ54歳の若さでこの世を去ったため、残された作品はたった7本しかありませんが、今でも世界に熱狂的なファンが存在しています。
ちなみにデビュー作は、ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した
「僕の村は戦場だった」。これは第二次世界大戦下のソ連で、両親と妹をドイツ軍に殺された主人公が、復讐心に燃えパルチザンに協力するものの、最後は彼自身も犠牲となってしまう物語です。悲惨な内容ではありますが、戦闘シーンよりもむしろ主人公の回想シーンなど詩情豊かに描かれた場面が記憶に焼き付き、静かな感動を呼び起こします。
興味をお持ちの方は、DVDも発売されていますのでぜひご覧になってみてください。