恋せよ、インディア

バレンタインも近づいて来ましたが、チョコの用意はお済みでしょうか?
今日はインドの結婚・恋愛事情&デートスポットをご紹介させて頂きます。

ヒンドゥー教徒の多いインドでは、まだまだ階級制度が残っているのが現状です。なかでも農村部では根強く残っており、そのため、恋愛はオープンになってはおりません。 今でもほとんどがお見合結婚で、家族(特に父親や祖父)が決めた同じ階級の家の娘/息子と結ばれます。

たとえ結婚式が初めての顔合わせになったとしても、あまりの事がなければ成立、ということも。
特に女性は結婚前にキズ者になってはダメ!と考えられていますから、男女のペアが一緒に歩いていることはほとんど見かけません。

「結婚相手がびっくりする相手だったらどうするの?」
と聞いてみたこともありましたが、「自分をよく知っている家族が決めた人なので、それが一番良い選択なはず。」と、何ともスッキリした回答。インド人の場合、お見合結婚のカップルは離婚率がとても低いそうです。

それでも、海外からの情報が多く入り、近代化が目まぐるしい首都デリーなどの都市部では、農村部と状況は大きく異なり、恋愛事情も近代化しています。異性とデートをしていても奇抜なわけではありません。
都市部の若い子達の話も、「この辺では(都市部)お見合結婚はほとんどないよ!」と。日本と一緒ですね。その代わり、恋愛結婚では離婚率が高いのだとか。

元来ロマンティストが多いインド人(インド映画を観れば分かりますよね。コテコテの恋愛モノばかり!&踊り。)、カップルの「ロマンチック」なデート場面に出くわすこともしばしばです。
よく見かけるのは、緑の多い公園や、私たち観光客が行くような遺跡、映画館、ビーチ。
以前、インド東部の都市カルカッタ(現コルカタ)にある大きなモイダン公園(南北3km程)へ夕暮れ時に行ったことがあるのですが、気づけば見渡す限りカップル。
時間帯を間違えると孤独感を覚える公園です。ご注意を。
首都デリーでは観光地でデートをしている姿も見かけます。
先日見かけたカップルは、とっても仲が良さそうで、彼が彼女の姿を写真におさめていました。恥じらう彼女、肩寄せ合ったり、離れてみたり…。
く~っ、じれったい! と、言いつつも微笑ましい限り。
霧で彼らの姿が見えるか見えないか、という光景は妙に色っぽかったです。

広大な土地・風習をもつインドでは、恋愛事情も結婚事情もさまざまです。
恋愛ができるということは、とても幸せなことでもあり、大変なことが増えることでもあるのかもしれませんね。