オマーンの飛び地、ムサンダム半島について

オマーンの飛び地、ムサンダム半島について

アラビア半島にオマーンという国がありますが、オマーンの飛び地についてご存知でしょうか。その飛び地は世界で最も混み合うという石油輸送路ホルムズ海峡に面し、わずか40kmを隔ててイランと向き合うムサンダム半島です。深いリアス式の海岸で、非常に面白い地形になっています。

ナショナル・ジオグラフィクの記事に、フリークライミングの「ディープウォーター・ソロ」と呼ばれるスタイルで登るには、絶好のポイントとありました。(ディープウォーター・ソロとは、深い海や川、湖などの水辺にある岩を限界ぎりぎりまでフリークライミングで登り、力尽きたら水に飛び込むというスタイルです。)

ただ、飛び地についていえば、地図を見ると世界中結構あります。しかし、オマーンにはもう1つ、ムサンダム半島とオマーン本土の間にマダと呼ばれる飛び地があります。そこは、アラブ首長国連邦の飛地であるシャールジャ首長国に囲まれたオマーンの飛び地です。小さな地図ではわかりませんが、開発地区なっているニュー・マダには学校や郵便局、警察、滑走路もあります。

まだ、続きがありそのマダ内にはアラブ首長国連邦の飛び地ナワがあり、飛び地内の飛び地を形成しています。そしてナワには民家が数十件、警察、学校、モスクもあります。何処かに行くには、一旦オマーンに入って再度アラブ首長国連邦に入る訳です。何ともややこしい飛び地のお話でした。

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