同じ名前であふれるギリシャ

同じ名前であふれるギリシャ

国民のほとんどがギリシャ正教というキリスト教派を宗教としているギリシャでは、昔から名前にキリスト教の聖人の名前をつける習わしがあります。通常、子供が生まれると男の子なら祖父、女の子なら祖母の名前が付けられるので何代にもわたって同じ名前が受け継がれるのです。

昨年、日本の名前ランキングでは男の子は「悠真」、女の子は「結菜」が人気ナンバーワンでしたが、ギリシャでも人気の高い名前があります。

男の子は「ヨルゴス」、女の子は「マリア」が圧倒的に多く、道で「マリア!」と呼べば大半の人が振り向く、と言われているくらいです。学校でも同じ名前の子供が多く、担任の先生は「○○に住んでいるマリア!」とか「お兄ちゃんの名前が○○のヨルゴス!」とか長い前置きをつけて呼ぶそうです。

またギリシャでは各聖人を祝う名前の日、ネームデーがあり、それぞれ自分の名前と同じ聖人のネームデーには誕生日よりも盛大にお祝いします。この日は祝われる本人が、お菓子をみんなに振る舞ったり、パーティーを開いたりしますので、人気のネームデーの日にはあま~いお菓子でいっぱいになります。

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