ネパールトレッキング:マチャプチャレを仰ぎ見る新ルート仕込中!

こんにちは。2月にトレッキング・ルートの下見でネパールへ行ってきました。

ネパールの主要トレッキング・ルートのほとんどは、ロッジなどの宿泊施設がある程度整っており、世界中からトレッカーを迎え入れています。その代表格がエベレストのベースキャンプへ通じるエベレスト街道です。

今回下見を行うにあたり目的としたのは「まだ宿泊施設もなく訪れるトレッカーの少ないルート」、さらに「比較的短い日数で楽しめそうなところ」でした。そのためには入念な下見が必要です。いくつかの候補を考えましたが時間も限られていたので、選んだのが「コルチョン・ピーク(3,682m)」。地元の人々にとってみれば放牧のためのただの丘ですが、ここには大きな魅力があります。

それは、アンナプルナ山群の聖山マチャプチャレを間近に見られる好展望地であることです。マチャプチャレは、ネパールへのトレッキングや旅行を計画される方なら、エベレストに次ぐと言えるほど覚えやすい山かもしれません。日本アルプスでいえば槍ヶ岳のような存在です(聖山なので登ることはできませんが)。

さて、下見。いやはや、それほど歩かれていないルートのため、苔蒸した石や積もった落ち葉、倒木、あちこちに分岐する放牧道など、かなり野趣溢れる道でした。

下山後は、ダンプス村というのどかな山村にある弊社の直営ロッジ「つきのいえ」で、下見ルートを眺めながらのんびり過ごしました。
一緒に下見をした現地スタッフとは、
「これは、ツアーにするのは厳しいね」
「特に下りが大変だから、帰りはヘリコプターにしようか」
「そもそもこの道、大荷物のポーター安全に歩けるか?」
など議論しましたが、まだ正攻法は決まっておりません。

トレッキングに限らず、ツアーを作るには下見も必要ですし、様々な問題をクリアしていかなければなりません。今回の下見ルートも企画に苦労しそうです。ですが、こうやって現地パートナーと議論を重ねながら良いツアーを作って、お客様を心底喜ばせることができたら、これほど嬉しいことはありません。そう改めて感じた下見となりました。(荻原)

関連ツアーはこちら
風の旅行社 ネパールトレッキング・ツアー
風の旅行社 「つきのいえ」に宿泊するツアー