ロシアの猫

ロシアの猫

ロシア人は猫好きです。
モスクワやサンクトペテルブルクといった都市部では、一軒家が少なく犬が飼いにくいせいかもしれませんが、猫を飼っている家庭の割合が多いです。
また、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館の地下でも、猫がたくさん飼われていて職員が世話をしているのですが、それは、昔、猫がねずみから美術品を守る役割を果たしていたからです。

そんなロシアに2年前に猫カフェがオープンし、先日はその猫カフェ「Cat Republic(猫共和国)」に行ってきました。

日本の猫カフェでは、お茶を飲んだりお菓子を食べたりしながら猫と触れ合うといったところですがロシアでは猫と触れ合うスペースと飲食するスペースが完全に分かれていました。

触れ合うスペースには10匹程の猫がいて、活発に人間と遊ぶ猫や、壁に備えつけてある棚の上に乗っかったまま全く降りてこようとしない猫(ちなみにこの猫は「大統領」という名前でした)、そしてひたすら眠りこけている猫など、それぞれの個性が出ているようでした。

なかでも印象的だったのが、プーチン大統領がおととし秋田県知事に贈ったシベリア猫のミール君そっくりの「ネフスキー・マスカレード」という種類の猫で、灰色の立派な毛がふさふさしており、その愛らしい見た目からとある猫コンテストで優勝したこともあるそうです。

寒い国ロシアの猫は全体的に毛の長い猫が多く、触るとそのぬくもりにほっとした気持ちになります。冬は懐に入れて歩いたら、温かそうですね。