パンアメリカンハイウェイ大陸縦断プチ体験

カリブ海と太平洋に挟まれたこの国を移動するのには、国土を縦断する国道１号線が欠かせません。

実はこの国道、別名パンアメリカンハイウェーとも呼ばれ、北米アラスカのフェアバンクスから南米アルゼンチンのウスアイア48,000㎞を結ぶ壮大な道です。17年前、「進め！電波少年」というTV番組でドロンズの２人が１年かけて走破した道と言えば、覚えておられる方もいらっしゃるかもしれません。

また米国内では西海岸沿いの「中央アメリカハイウェイ1号線」となり、ロサンゼルス国際空港の真横を通っていますので、知らず知らずこの道を通過された方も多いのではないでしょうか。

そしてこの壮大な道の一部を辿るルートとしてお勧めなのが、中央アメリカのパナマからコスタリカ、ニカラグア、ホンジェラス、エルサルバトル、グアテマラを結ぶ区間でしょう。それらの国の中でも特に永世中立国コスタリカは治安も良く、その雰囲気を味わうのに適しています。

今回プチ体験したのはコスタリカの首都サンホセからニカラグア国境までの350km、途中リベリアで乗り換える7時間のバスの旅。費用は5000コロン、約1000円です。

バスの車両はかなり傷んではいますが、座席の広さは日本の観光バスと同じ。シートは固く、長時間座っているとダニにやられる心配はありますが、タオルを敷くなどすればある程度は防げるでしょう。

ドライバーが眠気冷ましに流すラテン音楽を聴き、火山群を眺めながらのドライブ。日本人はおろかアジア人種にも全く出会わない旅は、観光ツアーでは得られない地元の人々とのふれあいもあり楽しいものです。

バスの時刻や乗り場などの情報は、今やちょっと英文が読める方なら簡単にネットで入手出来ます。

大陸縦断プチ体験、あなたもぜひ！如何でしょう。