クルーズ ( 2 )

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日本造船史上最大客船「ダイヤモンド・プリンセス」

船の重さ「トン」についての話

今日は、船の大きさ・重さを表す単位「トン」についてお話しいたします。 現在世界では300隻以上を超える客船が日々運航しています。世界最大客船は225,000トン。全長は361メートル、全幅は66メートル、高さは65メートルもあります。18階建のビルが海に浮いているイメージです。 さて、船の大きさを現すとき、重量トン、総...
バルト海横断クルージング~フィンランド↔スウェーデン線~

バルト海横断クルージング~フィンランド↔スウェーデン線~

憧れの豪華客船でのクルージングは北欧旅行の醍醐味とも言えるでしょう。北欧では古くからクルージングをしながら休日を過ごす文化があり、誰でも手軽かつリーズナブルに体験することができます。 数あるクルージング航路の中でも人気が高いのはバルト海を横断するフィンランド~スウェーデン線。大手船舶会社「Silja Line(シリヤ・...
工夫を凝らした港の歓送イベント

工夫を凝らした港の歓送イベント

最近、クルーズ客船に乗船する機会が多いのですが、楽しみのひとつが各寄港地での歓送イベントです。各港を比べながらお話ししましょう。 先ず、別府港。乗船客が最も注目する着岸時には未だリハーサルの真っ只中。尺八、三味線、太鼓の生演奏付きの踊りが披露されたのは到着後ずいぶん経ってから。下船時に披露しようとの考えだったのでしょう...
パナマ運河

パナマ運河と七つの海

さて、最近はクルーズの旅もぐっと身近な存在になりつつある今日この頃ですが、今回は、パナマ運河と七つの海についてお話しいたします。 10年の歳月をかけ1914年に開通した人類最大の偉業「パナマ運河」は今年開通100周年を迎えます。 各船会社とも趣向を凝らしたクルーズを実施しており今年はパナマ運河クルーズの当たり年と言われ...
サハリン州立博物館

近くて遠い国ロシア、サハリンの旅

さて、最近はクルーズの旅もぐっと身近な存在になりつつある今日この頃ですが、今回は、昨年添乗で行ったロシアのサハリンについてレポートします。 皆様はロシアと言うとモスクワやサンクトペテルブルグなどを想像されますがかつて日本統治時代「豊原」と呼ばれていたサハリン州の州都ユジノサハリンスクをご存知ですか? サハリン島(樺太)...
エジプト中部観光におすすめ『ナイル川クルーズ』

エジプト中部観光におすすめ『ナイル川クルーズ』

エジプト観光のハイライトと言えば、ギザのピラミッドや考古学博物館など首都カイロの周辺に集中していますが、エジプト中部には神殿や王家の谷のあるルクソール、ハイダムで有名なアスワンなどナイル川沿いに見どころが多数点在しています。 これら地域を観光するのに最適なのがナイル川クルーズ。クルーズ船の数だけで300隻とも400隻と...
命名式と命名者(ゴッドマザー)についての話

命名式と命名者(ゴッドマザー)についての話

今回は、船の命名式と命名者についてお話しいたします。 客船は通常、命名式を行い船の所有権が造船所から船主へ移ります。これを引渡式とも言います。 進水式(または命名式)では女性の手によって斧(金または銀)で支綱が切断されます。 進水式の場合は船首をつなぎ止めている支綱を切断し、命名者(ゴットマザー)によって「この船を○○...
横浜ベイブリッジの高さに纏わる話

横浜ベイブリッジの高さに纏わる話

突然ですが、横浜ベイブリッジがなぜ今の高さで設計されたかご存知ですか? 恐らく横浜市民の方でもこのことについてお話しできる方は少ないかと思います。 本日は、横浜ベイブリッジの高さに纏わるお話しをしたいと思います。 横浜ベイブリッジは、横浜市制100周年、横浜開港130周年にあたる平成元年9月27日に開通しました。 当時...
船を「彼女(She)」と呼ぶ理由

船を「彼女(She)」と呼ぶ理由

オードリー・ヘップバーンが登場するプリンセスクルーズのテレビCMも8月から始まり、最近はクルーズに関する質問が以前と比べ格段に増えてきました。プリンセスクルーズ社はアメリカ生まれの船会社です。 さて、皆様はご存知でしょうか?英語では、「船」のことを’She’と表現します。本日は、なぜ船を女性に例...
にっぽん丸

日本の船名につく「丸」の由来とは

プリンセスクルーズのテレビCMも始まり、やっと日本でもクルーズブームの兆しが見えてきました。 プリンセスクルーズ社はアメリカ生まれの船会社ですが、日本では現在クルーズ会社が3社あり、3隻の日本生まれのクルーズ客船が活躍しています。その中で も「にっぽん丸」という船の「丸」についてお話しいたします。 日本の船にはなぜか「...
孀婦岩(そうふいわ)

孀婦岩(そうふいわ)

今日は小笠原クルーズならではのお得な情報をお知らせします! この長細い岩は、『孀婦岩(そうふいわ)』と言われ、伊豆諸島・鳥島の南約76kmにある無人島です。 クルーズで360度海の風景を眺めていると、突然現れる孀婦岩。太平洋上にポツンと聳え立つ姿は摩訶不思議な光景に見えます。海上に見える部分は99mですが、海底から約2...
帆船の魅力

帆船の魅力

本日はセーリンブ・シップ(帆船)についてお話しいたします。 弊社では、今年の春に2本、秋に2本セーリング・シップによる地中海クルーズを企画しています。 「寄港地で自分の乗ってきた美しい船を見ると、本当に感動します」と参加された皆様が必ずおっしゃいます。さまざまな客船に乗ってきたお客様でも、セーリング・シップは一般の客船...
客船出港時と紙テープ

客船出港時と紙テープ

初夏の風が気持ち良い季節になりましたがいかがお過ごしでしょうか。本日は船の出航をノルタルジックで色っぽくしてくれるアイテム「紙テープ」についてお話しさせていただきます。 送る人と送られる人を結ぶ五色の紙テープ。客船の出港時には欠かすことができないアイテムです。しかし、この紙テープで送迎する習慣が始まったのは比較的最近の...
あまり知られていない小笠原へ行く船『第28共勝丸』

あまり知られていない小笠原へ行く船『第28共勝丸』

小笠原への交通手段は「船」のみなのは有名な話です。 通常は東京から定期船「おがさわら丸」。また、全国各地から豪華客船「にっぽん丸」や「ぱしふぃっくびいなす」が小笠原クルーズを催行しています。 多くの方は定期船と豪華客船しか交通手段がないと思っておりますが、実はもう1隻東京(築地)から小笠原へ行く船があるのです。 その名...
乗組員の制服について

乗組員の制服について

本日は船の上で働く乗組員の「制服」についてお話しさせていただきます。 冬も終わりに近づきますがまだまだ寒い日が続いています。皆様は外出するときに何をお召しになりますか? まずは、皆様も学生時代はもしかしたらお持ちだったであろうPコートについてお話しさせていただきます。 Pコート(ピーコート)は、厚手ウールのダブル前で腰...