最近のヒマラヤ登山事情

今回は、三浦雄一郎さんが80歳でエベレストに登頂してから注目されている、最近のヒマラヤ登山事情についてお話します。

以前は、厳しい訓練を積んだ、選ばれた登山家のみに許されていたヒマラヤ登山。
近年は、酸素ボンベなど登山装備などの軽量化、サポートしてくれるネパール人登山ガイドの技術の向上、そして天気予報の確率が格段に向上したことなどにより、一般登山者のレベルでも、しっかりと準備をすればチャレンジできるようになりました。このため、世界中でツアーのような公募登山隊が組織され、ヒマラヤ登山は限られた人たちの特別なものではなくなりました。

ヒマラヤには14座の8000峰があり、ジャイアンツと呼ばれ世界中の登山者の憧れとなっています。
中でも標高8163m、世界で8番目に高いマナスル峰に人気が集まっています。この山は環境が整えられ、登りやすく登頂率が高いため、秋の登山シーズンに は世界中の登山隊が集まってきます。ベースキャンプには国際色豊かな登山村が作り上げられ、これから山にチャレンジする人々の熱気と緊張が入り乱れ、独特 な雰囲気が流れています。

三浦さんに誘発されてヒマラヤに登りたいという人は多いのですが、いくらチャレンジしやすくなったとはいえ、憧れだけではどうにもなりません。
それでも、三浦さんと同じ体験がしたい方にお勧めなのが、ベースキャンプへのトレッキングです。ベースキャンプまでなら普段山歩きをしている人であれば、簡単に訪れることが可能。本格的な登山は無理でも、三浦さんが体験したヒマラヤ遠征の雰囲気を共感できます。

神々が住むという、壮大なヒマラヤの高峰を見ながら、冒険の世界を垣間見るのはいかがでしょうか?

この秋、アドベンチャーガイスでは、マナスル公募登山隊のベースキャンプを訪れるツアーを企画しています。興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください。