世界の遺跡を見ているとその朽ちた廃墟の佇まいが何とも美しいものがあります。イランのケルマーン州にある要塞都市アルゲバムもその1つとして紹介します。アルゲバムの歴史は紀元前パルティア時代の遡りますが、中世より東西交易の拠点として栄え、1722年にアフガン人の攻撃を受けて以降は廃墟となりました。2003年12月には大地震に見舞われ、遺跡の約7割が崩壊してしまいました。
その後、2004年7月に「バムとその文化的景観」としてユネスコの世界遺産に登録されると「危機にさらされている世界遺産」リストに登録され、修復作業が少しずつ始まりました。現在、アルゲバムはイラン政府によって修復・保全され、2013年に危機遺産リストから除外されました。ペルセポリスやイスファハンをはじめ、イランは歴史と遺跡の宝庫ですが、是非、アルゲバムにも足を運んでいただきです。夕暮れに染まる遺跡は特におすすめです。
トラベルハーモニーでは、2016年初夏、イランのツアーでアルゲバム訪問を予定しております。
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