北欧・フィンランドのオーロラと日本人

今話題のオーロラ。特に今季は、太陽活動が活発であるということや、現在放映中のテレビドラマ「南極物語」でもオーロラの場面が取り上げられたりして、日本人の間でオーロラに対する関心が高まっています。
これから北欧へ訪れる方がますます多くなりそうです。
でも、現地に行ってみて驚くのが、多くのヨーロッパの人々が全くオーロラに対して関心がないということ。
ここ数年、日本人がオーロラを観測しているということで香港や一部のアメリカ人が観測に興味を持ち始めましたが、それもごく少数です。今では、ヨーロッパの人々は、日本人のオーロラ熱を理解しているのですが、何と!フィンランドでは「日本人は男の子を授かるために、オーロラを見に来てい る」という話が広まっているのです。
実は、アメリカのドラマで日本人カップル2人がオーロラを観て、「これで男の子が授かるね」と言った場面があり、それがフィンランド内で放映されたのが原因。こんな誤解があるなんてびっくりですね!

思うに、日本人は不思議な現象が大好きなのかもしれません。
「これだけ科学が発達しているからこそ、人為的ではなく自然が空をカラフルにしてしまうなんてすごい!」と純粋に感じるのでしょう。
「そのような自然に対する自然で純粋な考え方が、多くのノーベル賞受賞者を出している日本の科学の基盤のひとつになっているのかな。」とも思ったりするのですが、皆様はいかがお考えでしょうか?