2018年FIFAワールドカップ、日本代表の試合が行われるロシアの都市

2018年FIFAワールドカップ、日本代表の試合が行われるロシアの都市

先日、2018年FIFAワールドカップの組み合わせ抽選会があり対戦国と合わせてロシアでの試合会場も発表されました。
本日は、日本代表の試合が行われるロシアの都市をご紹介します。

〇サランスク (第1戦 コロンビア戦)
サランスクはモスクワから約650㎞南東方向にある、ロシア連邦モルドヴィア共和国の首都です。
ルーマニアに隣接するモルドバ共和国(首都はキシニョフ)とは別なのでご注意を!
モルドヴィア共和国では農業が盛んで、卵、牛乳、肉の生産においてはロシアの中でもトップクラスを誇ります。
サランスクにはFCモルドヴィア・サランスクというサッカーチームがあり、2011年-12年のシーズンにはロシアプレミアリーグに昇格しました(現在は降格)。
現在、4万5千人を収容できる「モルドヴィア・アリーナ」を建設中で、試合はこのアリーナで行われる予定です。

〇エカテリンブルク (第2戦 セネガル戦)
エカテリンブルクはモスクワから約1,400㎞東にある、ロシアで4番目に人口が多い大都市です。地下鉄も走っています。
鉱物資源が豊富なウラル山脈が近くにあるため、昔から金属加工、鉄鋼業などで栄えてきました。
軍事産業にも関わりがあることから、旧ソ連時代には外国人が立ち入ることのできない閉鎖都市の一つでしたが現在はモスクワ、サンクトペテルブルクに次いで観光地としての人気が高く、ドイツやフィンランドなどから国際線も飛んでいます。
試合はエカテリンブルクアリーナで行われる予定で、現在このアリーナは必要座席数確保のため増築中です。

〇ボルゴグラード (第3戦 ポーランド戦)
ボルゴグラードはモスクワから約900㎞南東に位置し、ヴォルガ川に沿って広がる都市です。
昔からこの水路を利用した貿易が盛んに行われ、現在では自動車、造船、石油工業といった産業が都市を支えています。
1925年~1961年まではスターリングラードと呼ばれ、第2次世界大戦ではナチスドイツとの熾烈な戦いが繰り広げられました。現在ボルゴグラードには戦勝記念碑や戦没者慰霊塔など、この戦いに関係したモニュメントが多く残されています。
ボルゴグラードにはFCロートル・ボルゴグラードというサッカーチームがあります。試合はボルゴグラードスタジアムで行われる予定ですが、このスタジアムも現在建設中となっています。

日本ではまだなじみのないこれらの都市ですが、これから少しずつ日本での露出も増えていくのではないでしょうか。
ワールドカップを機に、ロシアに興味を持ってくれる方も増えてくれるといいなと思います!

ロシア旅行社
http://www.russia.co.jp/