ロシアの年末年始

年は暖かな11月でしたが、12月に入ってから急に冬らしい気候になりました。
季節は冬、そんな時にロシアに行く人なんているの?と思われるかもしれませんが、決してロシアの冬は「寒くて暗い」のではありません。
年末年始にかけては新年パーティ「ヨールカ(もみの木)祭」からクリスマスといったロシアの人々が心待ちにしているイベントがあり、その時期にサンクトペテルブルクのような人気の観光地では街路樹から橋までがライトアップされ、まるで…夢の世界にいるような感覚になります。

ヨールカ祭とは、12月31日の夜から1月1日の明け方にかけて行われる新年パーティのことです。
12月31日は家族総出で部屋の飾り付けをしたり、料理を作ったり大忙しの一日になります。
パーティが始まると歌ったり踊ったり、プレゼント交換をしたりと大いに盛り上がり0時になったらシャンパンで乾杯!テレビではクレムリンをバックにした大統領の新年の挨拶が中継されます。
その後もお祭り騒ぎは続き、明け方近くになってお開きになります。
年に何度か、ロシアを訪れる機会がありますが冬に訪れる時は、なぜか気持ちがワクワクします。

それは、街の幻想的な風景が見られるということもありますがイベントを待ちわびる、人々の気持ちの高揚が伝わってくるからではないかと思います。