ロシアのデートスポット、それは橋の上にあります。
モスクワでは、ロシア美術のコレクションで有名なトレチャコフ美術館の近くにLuzhkov(ルシコフ)橋という橋があり、多くのカップルがこの橋を訪れ ます。ここでカップル達は”鍵の木”と呼ばれている鉄製の木に南京錠をかけ、その鍵を下の川に投げ込み、解けない錠にかけて永遠の愛を誓うそうです。
世界ではローマ、パリ、ケルンで同じように橋に錠をかける風習があるようですが、モスクワのこのツリー型はちょっと珍しいかもしれません。遠くから見ると、「おや、あれは何だろう?」という感じです。
ロシアでは、結婚式の日にカップルが街中の名所で写真撮影を行うことが多いのですが、ここもその名所の一つで、天気の良い日にはタキシードとウェディングドレス姿の新婚カップルを多く見かけます。
写真を撮影した日は、-20℃と橋の下を流れるモスクワ川も凍りつく寒さでしたが、それでも数組のカップルが錠をかけていきました。
Luzhkov橋には7本の“鍵の木”がありますが、それでもかけられる鍵の数に追いつかず、橋に接するボロートナヤ川岸通りにはさらに15本の“鍵の木”が作られたそうです。