『ダウ船』~海のラクダ

『ダウ船』~海のラクダ

今日はアフリカ大陸の東側、インド洋の航海について。
ソマリア南部からケニア、タンザニア、モザンビーク北部までのアフリカ大陸東部の海岸の事をアラビア語で『スワヒリ』と言います。
『スワヒリ』という単語には、「海岸、岸辺」などの意味があり、このアフリカ大陸の東海岸は、古くからアラブやインド、ペルシャとの交易を通じて各国の文化的影響を受け、アラブとアフリカが複雑に融合した、世界史的に見てもとても独特な文化が発展してきた土地でもあります。この土着文化と外来文化の交差点の末に生まれた文化が『スワヒリ文化』と呼ばれます。

このスワヒリ沿岸部では、『ダウ船』と呼ばれる伝統的な木造帆船が古来から現在まで活躍しています。一枚の大三角帆(ラテンセイル)を使い、毎年2~4月頃にインド洋を北から南東へ向かって吹く季節風に乗って航行されています。年明け2019年の2月、このダウ船を一艘借り切って、ケニアからタンザニアへと東海岸沿いに南下する航海そのものをツアーとして企画しました。航海するルートはまさにこのスワヒリの世界。ケニアのラム島を出発した後、港町モンバサの旧市街や、ケニア屈指の美しい海を持つシモニ半島、クローブの島ペンバ島などを渡りながら最終目的地はタンザニアの沖に浮かぶ世界遺産の島ザンジバル島を目指します。船の船長やコック、舵取りなどの乗組員たちは全員が出発地のラム島に住む船乗りたちです。そして、ダウ船の主な動力は『風』。自然の力を借りて船を操る船員たちと共に作り上げる旅です。まだ甲板には残席ございます。是非お問合せください。

インド洋・スワヒリ・コースト航海~ダウ船で巡る島旅~ 15日間
https://www.dososhin.com/tour/00468_swahili_coast/

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