マレーシアのあまり知られていないリトリートホテル『THE BANJARAN HOTSPRING RETREAT』

マレーシアのあまり知られていないリトリートホテル『THE BANJARAN HOTSPRING RETREAT』

先日、マレーシアに行きHOTなリゾートを見学してきました。場所はクアラルンプールから北にハイウェイで150キロ。約2時間のドライブでイポー町へ到着。 イポーは昨年、映画セカンドバージンの撮影地にもなった場所です。さらに、イポー市街地から車で20分の岩山と深い緑に囲まれた山の中にあるのは、天然温泉が湧き出るリゾート“THE BANJARAN HOTSPRING RETREAT”。 2年前にオープンしたばかりのスパリゾートです。リゾートマネージャーのお話では日本人ゲストはまだ1組のみがいらっしゃっただけで、日本でもこのリゾートの存在はほとんど知られていません。

エントランスロビーに一歩足を踏み入れた瞬間、どこからともなくアロマが香り、小鳥のさえずりだけが静かに聞こえてきます。ロビーを抜けると、中央に大きな温泉の湖を囲むように視界が開け、6.5ヘクタール(東京ドーム約1.5個分)の広い敷地内にはプライベートプールと温泉ジャグジー付きのヴィラが27室点在しています。温泉の湯気に太陽光が照らされ幻想的な時間がゆったりと流れる隠れ家的リゾートです。

ここのリゾートのセールスポイントは、RETREATという心身の再生。カウンセラーと身体のコンディションを相談しながらRejuvenation(アンチエイジング)や、 Longevity(長寿)などの多彩なプログラムを選択することができ、マレーシア国の民族文化に合わせて、マレー式、中国式、インド式の各スタイルのマッサージルームが用意されています。また、このリゾート内にはいくつかの大きな天然洞窟があり、 温泉の地熱を利用したスチーム洞窟や、瞑想するためのヨガ洞窟、鍾乳洞を横目に見ながらの洞窟レストランバーなど、宿泊者のみが利用できる貴重な洞窟体験をすることが出来ます。

更に、発見したのが漢字で書かれた壁の落書き。このリゾートはナチュラル(天然洞窟)をポリシーとしているため、なんとその昔に旧日本軍の兵士がこの洞窟と温泉を利用した時に書かれた氏名や生年月日、短い日記のようなものが壁一面にそのまま残っていました。スタッフは、モニュメントを説明するかのように簡単に話していましたが、同じ日本人としては、当時の戦争時代と、現代の高級リゾートへ生まれ変わった平和な時代の流れをとても不思議に感じてしまいました。高級リゾートの中に、洞窟あり、温泉あり、落書きありとたくさんの驚きがあった“THE BANJARAN HOTSPRING RETREAT”でした。(写真はリゾートの中心に位置する温泉湖です。)

バンジャランリゾート ホームページ
http://www.thebanjaran.com/

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