北極圏最大の都市ムールマンスク

北極圏最大の都市ムールマンスク

今年8月に、北極圏最大の都市ムールマンスクに添乗に行ってきました。

ムールマンスクは北緯69度という北極圏に位置していますが、暖流の影響で海は不凍港となっており漁業と海運業が盛んな都市として知られています。
「北極圏」と聞くとどれだけ気温が低いのだろうと思いますが、1月、2月でもマイナス10~15℃くらいと緯度の割には意外と気温が高いです。ただし、夏は一桁の気温になることも珍しくありません。
また、夏に白夜(日が沈まない状態)があるのに対して、冬は極夜(日が沈んだ状態)があり冬のムールマンスクは隠れたオーロラスポットとなっています。

ムールマンスクの観光箇所をいくつかご紹介します。
〇北緯68度58分の塔
塔としては何の変哲もありませんが、この数字を見るとムールマンスクに来たことを実感します。
市内から少し離れており、塔は猛スピードで車が走る道路に挟まれたところにあるので近づいて写真を撮る時は注意が必要です。

2016112402

〇ムールマンスクのアリョーシャ像
ムルマンスクの高台にある、高さ42.5mの兵士の像です。
この像は第2次世界大戦で戦死した兵士の功績を称える為に造られました。

2016112403

〇砕氷船レーニン号
通年の北極海航路を確保するために造られた、世界発の原子力砕氷船です。
名前はソ連の革命家ウラジーミル・レーニンに由来しています。
1959年に就役し、1989年に退役しました。
一日に何回か見学ツアーがあり、内部を見ることができます。

ムールマンスクは北極海に近く、海軍の重要な基地があるため
外国人の立入禁止区域、また写真撮影禁止区域などが存在します。
私達も到着した駅のホームで治安警察(いわゆる昔のKGB)の出迎えを受けました。。。
普通に観光ができる都市ではありますが、行かれる方は少しお気を付けください。

(株)ロシア旅行社HP http://www.russia.co.jp/